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【R18】Querer【創作BL】

第12章 知らせ





風呂場に行く前に寝室に寄ると、

枕元にDNA親子鑑定結果報告書と印字された
封の切られていない封筒が目に入った。





「あぁ…届いてたのか」





湊のことで頭がいっぱいになっていた。

気持ちが休まらないまま
はさみで封を切り、
報告書を取り出そうとしたとき

千恵美が声を出した。





「あのね、武明…」


「ん?」


「……、…」


「なんだよ。黙ってちゃ分からん」





口を何度か開きかけるが言葉にしない。
一体なにがしたいんだ。





1枚しかない報告書を取り出し、開き見る。




















DNA親子認定鑑定 : 否定

解析の結果、擬父が子供の生物学上の父親であることは否定されました。親子である可能性はまったくありません(0%です)。






























「……そうか」





佑都は俺の子ではなかった。





「武明…っ…」





こいつはこの6年間、

…ずっと





「マイホームの話しは取り消しだ。
2週間やるから荷物まとめて実家に帰れ」





息を吐くように嘘をついていたのか。


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