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【R18】Querer【創作BL】

第12章 知らせ





薬もすっかり抜けたので、

連絡してから仕事終わりに警察署に寄った。





嫌なことは早く終わらせたい。

湊も件もそうだが
一つ一つ片付けなけりゃならないことがある。










「なるほど。
ご協力ありがとうございました」


「長瀬は…なにか言ってましたか?」


「牛垣さんに会って話したいと言っています。
話せば分かり合えると。
誘ってきたのは貴方の方だと。

いかがされますか?」


「一発頭突きできることが叶うのなら
会いたいです」


「ははは。そういうことなら見逃せませんな。
気持ちはお察ししますが…。
再び会うとすれば法廷になるでしょう」





これから長瀬の判決が下るまでの準備期間。
長瀬は今も身柄を拘束されている。

強制わいせつ罪よりさらに重い、
強制性交等罪で5年以上の有期懲役。

減刑がなければ
5年~20年の範囲で量刑が決まる
と教えてくれた。








「はあ~…家に帰るか。腹減った」





千恵美には少し遅くなると伝えていた。



まだ終わってないが伝えることは全て伝えた。

刑の重さがすべてじゃない。

恨みはあるが、
なにより重要なのが長瀬が反省すること。





お腹を空かして車を走らせ、

当たり前のように明かりがついた家に帰宅した。


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