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【R18】Querer【創作BL】

第11章 男の身体 *





1時間もしないうちに二重扉が開き、

湊は俺の企みも知らず
まんまと顔をのぞかせた。





「牛垣しゅに…えっ!?
どうしたんですかその痣!…うわっ…」





俺の傷付いた身体や顔をみて懐に近付いて来た。

それを良いことに勢いまかせに腕を引き、
ベッドの上に押し倒す。





「いまの俺は長瀬に媚薬を盛られて
正気じゃない。
刑事さんだって抱こうとしたんだ」


「…?!」










「おまえ、抱かれる方なんだろ?

…湊…」










ずっと気になっていた少し厚ぼったい唇。


押し付けて感触を確かめ、

弾力を弄ぶように啄む。








「んんっ…」








男同士のキスに嫌悪感はない。


むしろ興奮している。








「柔らかいな、おまえの唇…」








今度は味わうように唇を甘噛みし、

開いた唇のあいだに舌を這わせにいった。


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