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【R18】Querer【創作BL】

第11章 男の身体 *





1階のフロント宛に
待ち合わせの変更点を伝え、

濡れた身体のままベッドに座り込む。





「寒ィ…」





身体をちゃんと拭かなかったから床が濡れている。


髪からもポタポタ水滴が落ちてきて、
こんなんじゃ風邪を引いてもおかしくない。





「だらしない…」





身体を動かしたくない。

動ける体力は残っているが使い果たしたくない。










…湊を抱きたい。










アイツを抱いて確かめたい。

湊には見たときからずっと妙な感情がある。



同性愛者だと知って、

男とSEXしたと聞いて、

長瀬と恋人だったと聞いて、



惚れた相手を語ったときの
湊の顔が頭から離れない。










これが恋、なのか。


ただの嫉妬、なのか。


それとも別の、なにかなのか。





だから俺は、湊を抱いて知りたかった。

今まで女にそれを求めてきたように、
身体で繋がれば…

分かると思ったからだ。


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