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【R18】Querer【創作BL】

第2章 距離感







「な…、んの、つも…り…」



真っ赤にした顔。
ひどく動揺している声。





「?…なにを言っている」





わなわなと小刻みに震えている。

言葉を選んでいるように、
少し厚ぼったい唇が開いたり閉じたり。





「っ、だ、だって…!!
きゅ、急に、そ、そんなこと、…っ」





興奮した慌ただしさ。

自分の言葉に照れているのか、
意味も解らず頬の赤らみが増している。





「なにを期待しているのか知らんが、
直してやる」


「な、なおす…!?」


「大人しくしてろ。
俺に任せておけ」





懐にしまっていたクシを取り出し、
付属の整髪料を使って、
寝癖のついた後ろ髪を梳かしていった。


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