第9章 濁音 *
バイブが入ったままだ。
それなのに
ローションを注入された後から
男性器を模したディルドを突っ込んできた。
「ォグゥッ!!~グゥウゥッ」
「あんまケツの穴締めないでくださいよ。
切れたら痛いでしょ?
あーほら、たくさんローション入れたのに
出てきちゃってる」
「抜けッ!!クソがッァ!!」
「気性粗ぶってますね~。
説得力のない顔色ですけど」
「ぉグッ」
また追加でローションを注入される。
ぐりぐりと入りそうもない
硬いディルドを突っ込もうと、
肉の輪を広げてどんどん押し込んでいく。
「ヤ゛、ぐァッ…っ」
「いうこと聞かないとお尻ペンペンしますよ。
もうちょっと力抜いて」
「ン゛ぐぅヴゥ゛~ッ」
メリメリと身体のナカに入ってくる。
嫌だ。
気持ち悪い。
痛い。
腹ん中を押されてる。
苦しい。
「いうこと聞かないウシさんには…!」
「はグッ」
「分かったならウシの鳴き声真似して!
さんっ、2、1…」
「地獄に堕ちろ」
こんなクソ野郎に屈してなるものか。
上司の息子だろうが部下の同僚だろうが
こんな腐り切った外道に
俺は、決して屈しない。