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【R18】Querer【創作BL】

第9章 濁音 *





しかし身体は相反して、
媚薬という熱に浮かされてしまっている。





「ハァ…ッ」





気持ち悪いのに感じさせられる。

必要な呼吸といっしょに
妙な声も上げてしまいそうになる。





「ハァ…ッんグゥ」


「どんなに強がった言葉を出せても
顔は蕩けきってますね…。

どんな顔してるか、

ご自分で確認してみます?」





長瀬は自分の携帯を取り出した。


カシャカシャカチャと連写して撮影し、
一番よく撮れたというものを
俺にみせてきた。





「ほら、ちゃんと見てくださいよ。
俺と牛垣さんのでミルク塗れになって
家畜のウシになっている姿。

会社でも正しくそんな感じなのにね!

あはははは!」





「……、」





許せねえ。



俺は家畜なんかじゃない。

誰にも飼われてなんかいない。





俺は俺の実力で…、





「っ…」




「俺が大切に可愛がってあげますから。

牛垣さん…、
俺がずーっと愛してあげますよ」








長瀬はそういって、

穴に更なる割合を占める玩具を手にした。


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