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【R18】Querer【創作BL】

第8章 白濁





50階以上もあるタワーマンション。

階段表示がどんどん上がっていく。





「一人暮らしか?」


「ええ。あれから益々お見合いの話しを
出されるようになってしまって。
一生の相手くらい自分で決めたいんですけど」


「副部長はお優しい方だろう。
正直に言ったら
聞き入れてくれるんじゃないか?」


「そうなら良いんですけど…、あ!
なら今度、父を含めてお食事しませんか?
牛垣さんならきっと」


「お誘いは嬉しいが、
俺が入ったら益々
ややこしいことになるだろう」





長瀬は非常に懐いた様子を見せているが
湊を受け入れた部署の直属の上司。

副部長からすれば面白くはないはずだ。





エレベーターが到着。





廊下を進み、

ガチャッと扉を開ける。





「どうぞ。お上がりください」





玄関の顔となる入口には、
有名な美術品が置いてあった。


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