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【R18】Querer【創作BL】

第8章 白濁





部下たちの想いを確認したが、
一向に足どりが掴めない犯人さがし。

今度はなにを仕掛けてくるか分からない。





湊の家に行きたいが、
接触は避けろと俺の勘が働いている。





「長瀬にも聞くか…」





少しでも手掛かりがほしい。



前の会社で関係を持っていたという長瀬由真。

湊は誰なのかもまったく分からない
と話していた。

だが、長瀬は副社長の息子であり、
なにか父親から
聞いたりしているのかもしれない。





そう思った俺は、

電話を取り次いでもらい…











長瀬が手配したレストランで会うこととなった。





「19時半に予約した長瀬ですが」


「長瀬様ですね。承っております。
お席へご案内いたします」





夏の暑苦しいこの時期。

艶のあるジャケットと革靴をぴっちり着用し、
正面を通って上質な個室へと案内された。


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