第3章 侍女の仕事
ピチャ、ピチャ、チュクと、静かな部屋の中に卑猥な水音と、私が善がる度に軋む紐の音が響く。
「ふっ..............ん」
どんなに耐えても僅かな声は漏れてしまう。
「ふっ、貴様は中々に責めがいがある」
信長は独り言の様に呟くと、ぐっと指を深めて動きを早めた。
「っぅ!.......っ、」
ビリっと、足先から一気に刺激が突き抜ける。
「んっ...... ふっ、んんっーーーーー!!」
指と舌の両方で責められればあっけなく波に呑まれ、声は耐えたもののその反動で体が大きく跳ねた。
「っ、...っはぁ、はぁ.........」
紐が、手首に食い込んで少し痛いけど、私はこの男の首に同じ事をした。
今もまだ、信長の首に残る紐の跡を見ると、胸がざわついた。
「気持ちいいなら素直に反応すればいいものを、強情な奴だ」
信長は身体を起こしながらぐったりと肩で息をする私を見下ろす。
「はぁ、.....はぁ、.....だ、誰がそんな事、......」
「まだこれからだ。いつまでそうやって俺を睨んでいられるか、楽しみだな」
「っあっ!」
昨夜同様に、打ち抜かれる様な衝撃が下半身を襲った。
「んっ!、っ......」
「っく、やはり貴様とは相性が良い。もう俺を覚えたか」
「っ、違う!...........ぁっ」
挿れられただけで軽く痙攣した身体に構わず、信長は緩々と腰を打ちつけ出した。
「は、ぁ....ん、.....ん」
縛られた手がもどかしい。
次々と与えられる熱の逃しどころがなくて、もう声を堪えられそうにない。
「そろそろ素直に啼け、空良!」
信長は腰を打ちつけながら、キュッと、熱く熟れた蕾を摘んだ。
「っああぁっっ!」
視界が弾け急な刺激に身体は大きく仰け反り、同時にタガが外れた声は想像以上に大きく部屋に響いた。
「はっ、.........あっ、あっ、ぁん、あぁ」
もう、声を堪える事は不可能となり、打ちつけられるたび、あられもない声が漏れた。