第3章 侍女の仕事
つーっと、信長の舌が私の首すじを這い、両手は無遠慮に私の双方の胸を掴んで弄る。
「っ..............んっ」
自由を奪われ何をされるか分からない恐怖と、昨夜感じたような底から湧き上がってくる感覚を目を閉じて必死で耐える。
ピチャ、ピチャと、その舌は音を立てて私の耳を舐めた。
「んっ..........」
ピクッと、信長は私の小さな反応も見逃さない。
「耳が、弱いのか?」
くすりと笑うとカプっと耳にかぶりつき、執拗に耳を責められた。
「っふ、ん............っ」
ぞくりと体が痺れ、どんどん熱を上げていく。
手を縛り上げられていて力の逃しどころがなく、横を向いて着物の袖ごと自分の腕に噛み付いた。
「やめろ、身体を傷つけるな」
信長は私の顎を掬い上げるとそのまま口づけた。
「ん.........っ」
この口づけを受けてはダメだ。何も考えられなくさせられる。
「ん、...ん」
唇を舐め舌先で口内を開けて侵入すれば、あっという間に舌を絡めとられ吸いつかれる。
嫌な男との口づけなのに、ふわふわして身体中の力が抜けていってしまう。
「んっ、やっ....」
体に残る僅かな力で抵抗すれば、
「逃げるな」
「んんっ!」
顎を掴んで引き戻され、さらに深く長い口づけをされてしまう。
頭の芯がぼーっとし始めた頃、信長の手が下半身に伸び秘所へと触れた。
胸への刺激と口づけで、自分でもじんわりと濡れてきている事が分かっていたそこに、信長は当たり前に指を挿れた。
「っぁ.........」
昨日の痛みとは違う.....甘い刺激が身体を走った。
「昨日よりは良くなったな、だがまだ狭い」
挿れた指で中をこじ開ける様に、信長は指を動かす。
「っ...........」
(声を.......出すものか)
じわじわと襲い来るものから少しでも逃げようと、縛られた手の紐をギュッと握って力を入れた。
「声を、耐えておるのか?............ふんっ、無駄な事を.....」
信長はそう言って笑うと、私の両脚を押し開いて顔を埋めた。
「っ...................!」
また、昨夜と同じ事をするの!?