第23章 姫の反乱
「空良、これを見よ」
空良の身体を抱きしめたまま湯から立ち上がり、二人の繋がった部分を見せる。
「俺たちが繋がっているのが分かるか?」
「あっ.......」
顔を赤くしながらも、こくんと頷きじっとそこを見つめる空良。
「貴様は一人じゃ無い。俺とこうして、ずっと繋がり続ける」
「ずっと?......ん、もう、私を置いていかない?」
安土に連れて来たばかりの頃、空良はいつも、置いて行かないで、一緒に連れて行ってくれと、寝ながらうわ言を言っていた事を思い出す。
「貴様を置いて行ったりはせん。こうすれば、更に俺との繋がりを感じられるであろう?」
身体を支えたまま腰を突き出し緩やかな刺激を送ってやると、空良は悩ましげな顔で嬌声を上げる。
「あっ、あっ、嬉しい。ずっと、離さないで。離れたくない.......」
「貴様が望むなら、ずっとこのままでいてやる。だからそろそろゆっくりと休め」
口づけを落としながら再び湯に身体を沈め注挿を早めると、空良は安心したように意識を手放した。
「側にいてやるゆえ、今はゆっくりと眠れ。愛してる空良」