第23章 姫の反乱
「おいっ、空良、待てっ、貴様体調はっ、んっ!」
空良の力とは思えぬほどの力で、俺の首に回した手で引き寄せ、再び空良は俺に口づける。
空良からの口づけなど、口移しで薬を飲ませる以外、触れたかどうかも分からぬ様な、もどかしさと愛おしさの募る口づけなのに対し、今の空良は水音を立てながら角度を変え積極的に舌を絡めてくる。
(これも薬の効果か?)
暫し様子を見ようと(楽しもうと)思った矢先、
「んっ、信長様、体が熱いの。今すぐ抱いて下さい」
口づけで息のあがった空良は、悩ましげな声と顔を俺に向けた。
「っ、............」
余りの破壊力に言葉を失う俺の横で、顎が外れそうなほど口を開けて驚く秀吉。
無理もない。この様な空良は俺とて初めてで、俺とした事が一瞬度肝を抜かれた。
「ふっ、秀吉もう下がれ」
「は、はっ!」
「いや待てっ!」
慌てて部屋から出ようとする秀吉を再度呼び止める。
「はっ?」
「その書状、貴様が先に目を通しておけ。今日の俺は忙しい」
「はぁ?」
「信長様ぁ、早くぅ〜」
「空良が苦しそうだ。貴様はその書状を持って早く行け!」
「分かりましたが、今回だけでお願いしますよ!」
納得のいかない顔を俺に再度向けて、秀吉は部屋を出て行った。
「信長様ぁっ」
「空良、待たせたな」
頬を上気させ、甘い吐息を浅く何度も吐きながら、空良は自ら寝間着を脱ぎ出した。
「薬のせいとは言え、こんな貴様も悪くない」
もはや完全に空良に煽られた形となった俺も着物を脱ぎ去り、痛いほどに勃ち上がる己のモノを取り出した。
「見よ、空良。貴様のせいで限界だ」
空良の秘所に手を当てれば解す必要もない程にとろとろに濡れている。
「ふっ、準備まで良いとは、この薬も捨てたモノではないな」
「信長様ぁん」
「力を抜いてろ。受け入れる身体はいつもと同じだ。少し苦しいぞ」
俺の言葉が聞き取れているのかは分からんが、口を半開きにし濡れた眼で俺を見つめる空良に、またしても膨らんでいく己のモノを握り、少しずつ空良の中へと挿れていった。
「ああっ!」