第1章 本能寺の変
「あっ、やっ、........んっ、んんっ!!」
じわじわと迫りくるものから逃れようと褥を力強く握った時、
「空良」
耳元で名前を呼ぶ声に身体がぞくりと震え、迫り来るものに一気に押し上げられた。
「やっ、ぁぁっん!」
あり得ない声を出して身体が痙攣し、大きくのけ反った。
「はぁ、はぁ、..................何を......したの........?」
身体はまだ時折小さく痙攣し、力が入らない。
これは一体............
「ふっ、イク事も知らんか........良くそれで、俺の命を狙う輩共と共に生活をしてきたな。貴様の仲間とやらは皆男色なのか?」
私から指を抜き、手についた蜜を舐めながら、信長は悪戯な笑みを私に向けた。
「か、彼らはそんなんじゃない!悪く言わないで!あなたのせいで全てを失った私に彼らは.........」
はっ、しまった!!
途中まで喋って気がつき、口を止めた。
「ほぅ、やはり仲間がいるようだな」
したり顔の信長。
「な、仲間なんていない!今のは昔の仲間の話で.....」
「観念しろ、貴様は嘘はつけん」
ニヤリと口角を上げると、褥にぐったりとしている私を抱き起こした。
「や、何するの......?」
未知の世界過ぎて、信長の行動一つ一つに反応してしまう。
小柄な私を信長は簡単に片手で抱き上げ、その見事に鍛えられた胸元へと引き寄せる。
「何って、......貴様を抱くと言っておるだろう」
私の足を割る様に信長の膝上に座らせられると思った瞬間、腰を力強く押し込まれ、ズンっと、鋭い痛みが体を突き抜けた。
「いっ、...........ぁっ」
痛い!
ギチギチと、身体をこじ開けるように、それは挿れられていく。
「っく、あれだけ慣らしてこれか。これでは動けん」
信長も辛そうに息を吐いた。
「あっ、............っ、......」
身体が壊されそうな痛みで、その痛みから逃れるため、無我夢中で信長に抱きついた。
「空良」
「ぁっ、.........んっ」
唇が重なり、ねっとりと舌が重なる。
「んっ、...」
角度を変え、舌が私の口内を優しくぐすぐると体の力が抜け、それに合わせて信長が腰を動かし始めた。