第1章 本能寺の変
「な、何するの.....?」
「はっ、貴様本当に何も知らんのか?」
信長は口角を上げると、私の秘部に指をあて、割れ目に沿ってゆっくりと動かした。
「んっ、やめっ..........」
男女の営みも、その仕方も何も知らない。口付けだって、初めてした。
「もう降参か?先程の威勢はどうした?」
「ち、違っ!.....は、早く終わらせて........」
絵巻物で見た事のある男女の睦事ではこんな場面はなかった。
「そう急くな、早く終わらせてやりたいが、それだと貴様の痛みが増すだけだぞ」
上も下の手の動きも止める事なく、戯れに私の胸を口に含みながら、悪戯な言葉を口にする。
恐怖と涙を堪えるのが精一杯で、ギュッと褥を掴んだ。
「ふっ、初心だな。虐めたくなる」
「えっ?................あっ、やっ!」
身を乗り出したと思ったら、私の足を思いっきり広げてその中心に顔を落とした。
ペロっと、指とは違う感触。
「何?そんなことやめてっ!っぁぁ!」
ぢゅっと、吸い付いては舌を這わせる感触。
もしかして......舐めてるの?
「やっ、あっ、...............んっ」
どうしたんだろう、嫌なのに.....殺したい程憎い男なのに、身体が言うことを聞かない。
彼の舌と指が、私の知らない体の部分をどんどん濡れ開いていき抗うことができない。
男女が体を重ねる時って、こんなに時間をかけて溶かされていくものなんだろうか?
敵同士なのに...
「んっ......」
どうして、目が会う度に口づけるの?
深く探る様な口づけをされると色々な事が考えられなくなって行き、離れぎわに伸びる銀糸を見ると、何故か名残惜しさを感じた。
そして、挿れられた時は痛かった指もいつの間にか快楽へと変わり卑猥な水音を響かせると、今度は言葉では表現できない、だんだんと頭に霞がかかる様な、初めて感じるものがこみ上げてきた。
「やっ、あっ、やめて、それ何か................」
私が大きく反応した場所を、信長は執拗に責め出した。