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【名探偵コナン】Redo*misty【降谷/ 赤井/ジン】

第4章 優柔と懐柔


「すまない仕事だ」と言う彼がスーツだった事に納得する。

『だから今日はスーツだったの』
「ああ、もう少し時間がとれると思ったが…」
『ううん、我儘に付き合わせちゃったし』

あんなものは我儘には入らず。
もっと自分に甘えを見せて欲しいと思った。

「それはかまわない。

ここを出る前に注意事項がある」

新たに増えた家の鍵を三個とガレージのリモコンを受け取りセキュリティコードを口頭で伝えられる。

車には乗って良いが細心の注意を図る事、と"尊重なんかはしてやらない"は何に対してなのか分からない程に、行動の制限は感じられなかった。

ポアロにも今まで通り戻って良いとの事では喜んだ。

『保護なのにこんなに自由で良いの…』

のバッグからスマホを取り出し何か操作をはじめ、すぐに返された。
車に公安直結のGPSとセキュリティが入った事、元々作られていたスペアキーがあり自分が保管している事。
スマホにも同様のGPSと監視カメラを入れた事を伝えられる。

「監視するようですまないが…」
『私には十分すぎる、ありがとう』

(これでSPでも付けば本当に要人レベルの手厚さだわ)

常時ではなくとも"降谷 零"という高スペックな"恋人"と言う名のSPが既に付いている事には気づいていなかった。


そして玄関先で唇を重ね

"いってらっしゃい"と彼を見送り。
"いってきます"と彼は家出た。 
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