【名探偵コナン】Redo*misty【降谷/ 赤井/ジン】
第3章 予兆と徴標
『私からの質問、答えて』
から威圧感が漂い、コナンは少し怯む。
「答えられる範囲なら話すよ」
『何が何でも口を割ってもらう』
「子供に対して大人げないぞ」
『茶化さないで、彼が本当にただの子供ならね』
コナンも沖矢も顔が険しくなる。
『安室透と組織の関係はなに?』
コナンが険しい顔のまま沖矢を見上げる、沖矢はその視線に気づき大きくため息をつき口を開いた。
「その組織から狙われているのがだ」
『意味がわから「最後まで聞け、組織から保護するためにFBIと協力して動いていた」
「そしてさん、安室さんはその組織の人間だ」
『……え』
「そしてさんも、組織の人間だったんだ」
『……?』
「ミスティー、それがさんのコードネームだった」
『…あ……指輪…』
「指輪?」
ゲストルームのバッグの中から車の鍵に付いた指輪を取り出しコナンに見せる。
内側を見ると"misty"と彫られてあった。
「珍しいな、本来ならばコードネームを残すような真似はしない…」
バカなのかと言いたげな視線をに向ける沖矢。
『わ、"私"のだけど私のじゃないから!』
「他に何か変わったものとかあった?」
『ううん、特にないと思うよ』
「そうか、ありがとう」
あれだけ知りたかった事を知った今。
に残された道は、自分と引き換えに彼の足枷をなくす事だった。
(私が傍にいる事で零に危険が及ぶのなら離れられる。
組織の人間以前に彼は"公安"だから。
どうか私を信じていてね、零)