【名探偵コナン】Redo*misty【降谷/ 赤井/ジン】
第3章 予兆と徴標
コナンと一緒に歩美を家まで送り届けた。
『コナン君、助かったよありがとう』
「まぁ…歩美が悪かった。手当もありがとう」
頰を指でポリポリし苦笑いするコナンを前に、顎に親指唇に人差し指をあてる。
その姿は沖矢の言う考え事をするの"癖"だと聞いていたコナン。
『ねぇコナン君。前から思ってたのだけれど、キミって何者なの?』
コナンがとぼけるより早く後ろから声がする。
「推理小説の好きな好奇心旺盛な子供ですよ」
振り向くと外面仕様の沖矢がいた。
『あ、沖矢さんすみませんコーヒー代!お返しします』
「コナン君のお友達を助けていただいたお礼として受け取ってください」
『…では、ありがたく』
ペコッとお辞儀をした。
顔を上げ視線をコナンから沖矢に合せる。
『…何者なの?は沖矢さんに対しても、ですよ?』
「深い関係と言ったじゃないですか」
『…そこじゃなくて!』
沖矢のすっとぼけ具合に大きくため息をつく。
「さん、今から時間ある?」
『どうかしたの?』
すっと近づき例のエスコートの様に沖矢はの背中に手を回す。
そんな彼を怪訝そうに見るが、当の本人はどこ吹く風な表情だった。
『…ちょっと…何?』
コナンはの手を掴む。
「さんに聞きたいことがあるんだ」
『…今度は何なの?』
そのまま工藤邸へ連行されて行った。