【名探偵コナン】Redo*misty【降谷/ 赤井/ジン】
第2章 錯綜と交錯
帰宅後はお風呂掃除をしバスタブにお湯を溜める。
明日は2人揃ってポアロ早番の出勤日で仕事の話を交えつつゲームにいそしんだ。
2人がお風呂をあがるとビールで喉を潤し、隣合いゲームをする。
明日の事を考え早くにベッドへ潜り込む。
自然と出される腕枕に、背を向けず正面で横になる。
あまりにも楽しかった2日間がには名残惜しくて寂しかった。
安室も同じ気持ちを抱えていた。
安室の胸に顔を押しつけ背中に手を回した。
『今日だけ…許して』
驚きつつもなりの感情表現に答えるように頭に顔を埋め撫で続けた。
『零、いいにおい』
「もな」
『同じにおいだけどね』
そんな会話を続けながら穏やかな眠りについた。
スマホのアラームで目覚めると既に彼は起きていた。
彼の日常が元に戻る。
早朝のジョギングに筋トレを終え、シャワーを浴び朝食の支度をしていた。
『零、おはよう』
「おはよう、顔を洗っておいで」
朝食をとり、後片付けをし、身支度をし、安室のFDに乗り2人で出勤をする。
ドアベルを鳴らしポアロに足を踏み入れると、いつもの毎日がはじまる。
開店準備も終わると、店内も騒がしくなる。
安室が目当ての女性客でひしめき合うと思いきや、店内の半分は目当ての男性客で埋まっていた。
2人は訪れた満員御礼に忙しくしているが要領良く店内をまわしていた。
そして梓の出勤時間となる。
挨拶をかわし安室とは退勤をする。
梓はいつもより少し近い2人の距離に気づいていた。