• テキストサイズ

【名探偵コナン】Redo*misty【降谷/ 赤井/ジン】

第2章 錯綜と交錯


「さん、送ります」
『安室さん』

『今から公安でしょ?無理しないで』と耳打ちをすると、手を握られ駐車場まで連行されるだった。

『安室さ「零」
『零は少し休む事を覚えて!』
「ここ2日間で熟睡できたからな、元気だ」

言われてみれば顔に出ていた疲れた様子は消えていた。

『なら良いけど…、私にも出来る事があれば言ってね』
「また…泊まりに来てくれればいい」
『私はこの通り暇だから、いつでも大丈夫だよ』

公安が次のお休みの前日にまた泊まる約束をした。
他愛のない会話をしているうちに、マンションにつきエントランス前に停車をする。

『ありがとう。気をつけてね、いってらっしゃい』
「いってきます」

FDが見えなくなるまで見送りをして部屋に戻る。
2日間の楽しい気分から一気に1人になる寂しさが現実を帯びる。

(こっちが私の日常!!)

は自分に言い聞かせ、夜も早々に就寝した。



カランコロンとポアロのドアベルが鳴る、その日はが早番で安室が遅番のシフトだった。

『コナン君!久しぶりだね、いらっしゃい』
「さん、話したい事があるんだ」

はまた保護の話をされるのかと一瞬顔に出ていた。

「違うよ。安心して」 
『…顔に出てた?』

『ごめんね』と伝えると、コナンが本題を切り出す。
ここ数日の間に安室が出勤している時にサンドイッチを必ず頼む男性客の話だった。
安室を食い入るように見ているとコナンは心配していた。

『私の時にもいたのかな…』
「ちょうど2人のシフトの時間がずれるようになってからだね」
『今日も来るのかな?』

安室が通しの日は朝と夕方に足を運んでいるらしく、コナンいわく今日の夕方にも現れるという話だった。

『少し探ってみる?ストーカーだったら嫌だし!』
「うん、そのつもりだよ!」
『私あと少しで上がるから一緒に待ってみよ!』

と入れ替わりに安室がシフトに入る。
は着替えるとコナンの席についた。

/ 299ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp