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【名探偵コナン】Redo*misty【降谷/ 赤井/ジン】

第2章 錯綜と交錯


映画館はモールに併設されていた。
肝心な観たがっていたものは4Dのホラー映画だった。
前のの趣味ではなかった。

『ホラー映画大丈夫?私は観るのはじめてだけど!』
「俺は大丈夫だ」
『はぁ…ドキドキする』

安室の生活は常にスリル・ショック・サスペンスな日々のため怖いと感じる事は少なかった。
観たがった張本人はまるで猫が驚く時のように身体をビクつかせていた。
時折握られる手に引っかかれる腕に顔を寄せられる肩に…役得を感じていた安室だった。

映画を見終わった…というよりは一つのアトラクションを乗り終えたかのように疲れた表情のがいた。

休憩がてら近くにあるカフェに入る。
安室はコーヒーにはミルクティーにチーズケーキを頼んだ。

『んー、零の作る方が美味しい。でも茶葉はここの方が好み』

と小声で話せばチーズケーキを一口安室の前に差し出す。
にすれば単なる味見のつもりでも、安室はすこし気恥ずかしさを感じつつも口にした。

と再会した時の"パーソナルスペースがバグってる"と怪訝な表情で言われた事を引き合いに出せば今がどれほど幸せなのかと安室は思い出していた。

カフェを出れば日もすっかり暮れていた。
夕食はここで済まそうと言うの人より少しよく食べるところも安室にはただ可愛く見えるだけだった。

帰りはが運転をすると言い聞かず安室は運転席を譲った。
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