【名探偵コナン】Redo*misty【降谷/ 赤井/ジン】
第2章 錯綜と交錯
お風呂を掃除しバスタブにお湯を入れリビングに戻り、なんとなく自然にとった自分の行動に驚いた。
『ねぇ…バスルームも掃除道具も場所がわかったんだけど…怖くない?』
「ここへはよく来てたからな…」
『そう…』
立ち尽くすを先にお風呂へ促す。
自分のスウェットとバスタオルを二枚出してレストルームに置く。
不透明な扉の向うでシャワーを浴びるに意識を移さないよう足早にキッチンへ戻る。
「間違えても…ヘマはできないな」
自嘲気味に笑い、彼女の好きだったおつまみを作る。
がお風呂からあがると着替えが置いてあった。
バスタオルは二枚。
普段なら一枚を身体に巻き、もう一枚は頭に巻く…、ここは安室の家でバスタオルを身体に巻いたままリビングへはさすがに行けない。
身体を拭き終わり着替えに袖を通すと、背の高い彼の服は案の定ぶかぶかだった。
頭にはバスタオルを巻きリビングへ戻った。
ミネラルウォーターを受け取り、入れ替わりで安室がバスルームに向かう。
その間に髪を乾かした。
お風呂を出た彼はローテーブルにつまみを並べソファに腰をかける。
どちらともなく缶ビールを持ちカツンとぶつけ一気に呷る。
『はぁ…最高…幸せ。おつまみも美味しそう』
「はぁ、うまい!」
"両手をあわせて、いただきます"これはの昔からの習慣だった。
『おつまみ、どれも美味しい!すごい好き!さすが安室さん』
「それは良かった」
安室は満足そうな可愛い笑顔で笑っていた。
暫く他愛のない会話を続け、はソファに置いてある本に手をだし読み始める。
安室はスマホを手に何かをはじめた。
『それ、何してるの?』
安室の隣に座りスマホを覗くとゲームをしていた。
『ゲームとかするの…ちょっと意外』
「もやるか?」
『やってみようかな…』
スマホを取り出しダウンロードをはじめた。