【名探偵コナン】Redo*misty【降谷/ 赤井/ジン】
第10章 零の奪還
のFDは本日より、ロールゲージに車高調、タービンにエキマニ、ホイールにマフラーなどなど、フルチューンでチューニングショップに入院となった。
『当分は足がなくなってしまうわ』
共にショップを訪れた過保護降谷のスケジュールは、タイミングよろしくしばらく任務から外れていた。
「僕と出掛ければいいだろう」
『…出掛けてください、でしょう?』
「君はすぐ…」
ふふっと笑うの首もとにキラリと光るものが見えた。
それはキーに着けたチェーンとリングだった。
どんな理由であれ、シーツの上に置いていかれたそれが、の身に付けられていることが降谷は嬉しかった。
『…?どうしたの?』
「いや、なんでも?」
『変な人ね』
我ながら単純だと降谷は心の中で思った。