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【名探偵コナン】Redo*misty【降谷/ 赤井/ジン】

第10章 零の奪還


組織に属するは、ジンによって様々な教育を受けた。
それはハニートラップとしての手練手管もさることながら、相手は標的以外の何ものでもない、特別な感情を抱くことすらない、が人形と呼ばれる由縁になった刷り込みのようなものだった。

それがどうだろうか、目の前の男がひどく扇情的に思えてならない不思議な感覚だった。
思いのままに身体は動いていた。
降谷の耳朶を甘く噛んだ。

驚き見開かれた瞳は、至近距離で絡み合う。
は明らかに挑発的な色味を帯びていた。

「な、な…」
『あなた、私とSEXした?』

あまりにも直球すぎる言葉に降谷は喉をつまらせた。

恋人同士であったなら当たり前の行為。
互いの心が伴った行為であって、今のにはそれはない。

どんな君でもと願った降谷であっても、今は流されるべきではないと必死に自身を抑制する。

馬乗りになるを押し退けた。

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