【名探偵コナン】Redo*misty【降谷/ 赤井/ジン】
第10章 零の奪還
組織の人間とすれ違うも、1人としてを気にする者はいない。
(…今なら…、もしかすると他の部屋もロックがかかっていない可能性も…?)
喧騒の中、長い廊下の突き当たりを曲がり階段を登る、また長い廊下を歩く。
とある部屋の前で足を止めると、電子ロックは解除されていた。
『やっぱり…』
通常時ならば厳重に閉じられた扉をあけると、無数の武器か並べられている。
拳銃にナイフと役に立ちそうな武器類を装着する。
『あとは…』
いつぞやお世話になったブツをしっかりとライフルケースにしまい肩に背負うと部屋を後にした。
向かうはシェリーと過ごしたあの部屋。
『全て…終わらせる』
生き長らえた生で足掻き、自身ができるせめてもの償いを。