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【名探偵コナン】Redo*misty【降谷/ 赤井/ジン】

第10章 零の奪還


ベルモットが紐を解く中、ジンはベッド横に置かれたパイプ椅子に腰を掛けた。
前傾姿勢になるとの顔に手が届く程の位置にいる。

紐が全部解かれると服だったものはただの布1枚と姿を変えていた。
怪訝な表情でベルモットを睨むも、気にするでもなく布を捲り床へ落とした。

痛々しい傷を負った身体が顕になる。

『…何?』
「私達の元へ戻ったお祝いよ」
『…私達?組織と言うこと?』

ベルモットは"本当になにも思い出していないのね"と少し呆れた顔を見せた。
そして小さなケースを取り出す。

「これ、とても好きでしょ?」

聞かれたところでそれが何かは知る由もない。

『…知らない』

ベルモットは少し厚手のシリコン製の手袋を右手にはめると、小さなケースの蓋をあけた。

「あなた用なのに…」

手袋をはめた指先がケースから何かを掬い上げた。
禄でもないものだと容易に想像はつく。

『…やめて』

遊びの一切許されない拘束は、身体をよじってみても貼り付けられたように身動きができない。
ベルモットの指はあっという間にの太腿をすべり蜜壺へねじこまれた。

「ふふ、覚えてる?」

シリコンの無機質な感触の中にわずかな人の体温、冷たい薬を無遠慮に塗りこまれる不快な感触に顔を歪めた。

「あなたが好きだったのよ?これ」
『…知らな…っい…』

ベルモットの行為に目をつむりジンの座る反対側へ顔をそむける。
唇を噛み締め堅く結んだ。

指が舐めあげるように引き抜かれると、再度ケースから薬を掬い上げ執拗に蜜壺を撫であげられる。
ゆっくりとねっとりと外陰から陰核まで擦りあげられる。

そして再度ケースから掬い上げると、指は蜜壺から少し下へあてがわれた。

(…嘘でしょ)

そこへ何かを挿入たことはない。
は頭をもたげるとベルモットを見た。

灰原から聞いたジンの人形のように"私"が扱われ、目の前のこの女が言っていた"イイ仲"だったのか。
今から行われる行為は自身の記憶にないだけで"私"には経験があるのか。

どちらにしろ、おぞましい。
嫌悪感と不快感を滲ませる。

ベルモットの指はゆっくりと中へ挿入りこんだ。

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