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【名探偵コナン】Redo*misty【降谷/ 赤井/ジン】

第9章 零と執行人


降谷はの方へ振り向くと、さっきの続きと言わんばかりに怒った顔をしている。
嫌な予感に助け船を求めようとコナンを見るとスマホの点滅に気づいた。

『あれー?コナン君、スマホ光ってるよ』
「ほんとだ」

降谷に振り向くと、有無を言わさずに人差し指を唇にあてた。

『しーーーっ』
「っ…」

コナンはスマホを開き履歴を確認すると、蘭からの着信とメッセージが残されていた。

-「あ、新一?今エッジオブオーシャンのカジノタワーに避難してる。この留守電聞いたら電話して」

コナンがメッセージを聞いている間に、降谷はインカムを指し報告が入ったことを知らせる。

「はい。…何!?カプセルが!?」
『…え』
「え?」

原因不明の爆発によりカプセルは東京湾の埋め立て地に落下し、埋め立て地の1つには3万人が避難しているエッジオブオーシャンも含まれているという話だった。
IOTテロと爆発に加え、情報の錯綜も相まったことにより、大勢の人達が埋め立て地へ押し寄せていた。
そして押し寄せる車が、埋め立て地へ入るための唯一の橋で、渋滞をお越し封鎖状態に追いやっていた。

3人は急いで階段を降りていた。

「くそっ、ダメだ。蘭に連絡がつかねぇ…」
「どうする、時間がないぞ」
「安室さん、今度は僕の協力者になってもらうよ」
「!」

2人はのFDに乗り込んだ。

『本当に気を付けてね、2人とも…』
「あぁ…は安全な場所へ移動してくれ」
『わかった。白バイ乗って行っても良い?』
「風見に伝えておく」
『自分で伝えるわ』

は2人を見送った。
そして白バイに跨がると、迷いなく2人の後を追った。

(なーーーんか嫌な予感がするのよね…1人で避難とかできるわけないじゃない)

そう、彼女は。
大人しく言うことを聞く部類の女ではなかった。
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