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【名探偵コナン】Redo*misty【降谷/ 赤井/ジン】

第9章 零と執行人


やっと導き出した毛利小五郎が犯人でなくてはいけない利点も、進捗を見せる捜査の中で潔白へ向かっていた。

その最中に都内一帯を一連を不可解な騒動が襲う。

公園を離れたとコナンも緊急速報の流れるビルの大型ディスプレイを見上げていた。

『何が起こってるの…』

都内各地で電化製品の暴発する映像が次々と流れていた。

「…犯人の目的はなんなんだ…」
『…電化製品…?』

二人は灰原から得た情報を思い出す。
スマホから設定するだけで圧力ポットで美味しいスープが作れる。

同じ事を考えていた二人は目を合わせ頷いた。

「そうか!このテロの最初が…!!」
『サミット会場だった…!』
「『IOTテロ!』」
『という事は…この混乱は…』
「ネット接続を切断すればとまる!」

警察内部も混乱を極め慌ただしく動く最中、コナンは目暮警部に通話をかけ一連の事件の真相を伝える。

「コナン君、悪いが今君と話している時間は…」
「目暮警部、きっとこれは全部IOTテロだよ!」
「IOTテロ?」

犯人がネットにアクセスできる電化製品を無差別に暴走させ、アクセスさえ切断してしまえば暴走は止められる。
そして毛利小五郎が犯人と疑われた最初の爆破も、爆発源はネットからアクセス可能な圧力ポットだったと伝える。

「さん、ごめん!先に行く!」
『うん、わかった!気をつけて!』

テロにより道は渋滞している。
コナンはと別れボードを走らせた。
は小さな背中を見送った。

その二人の会話をコナンのスマホから盗聴していた降谷は、髪をかきあげる。

「IOTテロか…、なんて子達だ…」


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