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【名探偵コナン】Redo*misty【降谷/ 赤井/ジン】

第9章 零と執行人


「さ、あちらへ」

妃は橘を応接ソファーへ促し腰を掛けた。
分厚い封筒にしまわれた供述調書、現場鑑定書、現場鑑識写真と捜査資料がずらりとテーブルに並べられた。

コナンとは目を凝らし資料を見つめた。

(何か手掛かりを見つけねぇと…、!)

コナンはガラス片が写る一枚の写真が目についた。

『何か気になった?』
「え…いや、どこかで見た気がして…」

妃も捜査資料を片手に取る。

「これを見ると爆破の手口が良く分かるわね」
「警察の捜査資料って、犯罪の詳しい手引書みたいですよねぇ…」

各々資料に目を通していると橘の携帯が着信を知らせた。

「はい、橘です。…え、裁判所?」

裁判所と言う言葉に橘に視線は集まる。

「はい、公判前整理手続ですか」

刑事裁判を分かりやすく速やかに行うために、公判期日前に事件の争点や証拠などを整理するための手続き。

明日、検察側と弁護側で行いたいと裁判所からの連絡だった。


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