【名探偵コナン】Redo*misty【降谷/ 赤井/ジン】
第9章 零と執行人
降谷と風見を病室から見送ると、も自身の今後を模索し始める。
ここへきて急激に近づく組織に恐怖を感じていないわけではなかった。
そして自分の存在が降谷を悩ませ望まない選択肢を与えてしまった事に不甲斐なさを感じていた。
顎に親指をあて人差し指は唇をなぞる。
数分前まで恋人が触れていたその箇所に触れ溜息が漏れる。
『…自分を守るのが最優先…か』
はベッドに背を預け病室の窓から空を眺めた。
『よし!!』
勢い良く起き上がると受付カウンターを目指す。
退院手続きなど諸々は既に降谷が終えており、愛車は駐車場へ運ばれていた。
は車に乗り込み病院を後にした。