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【名探偵コナン】Redo*misty【降谷/ 赤井/ジン】

第8章 真実と真意


が目覚めると見覚えのある部屋に寝かされていた。

『…何でここに…?』

工藤邸で保護されていた時の部屋だった。
ベッドから起き上がると良く知る声がする。

「さん、目が覚めた?」
『コナン君と哀ちゃん?』
「!身体は何ともない?」
『私…どうしてここに?』

朦朧とする意識の中で通話を掛けた先はコナンで、工藤邸での保護をしたときにスマホに仕込んだGPSのおかげで居場所を掴めたという事だった。

「消すのを忘れてたんだ、さん…ごめん」
『いや…結果助けられたし、コナン君ありがとう』
「何があったの?」

は事の経緯を二人に聞かせた。

「ベルモット…」
『ドライ・ジン、ドライ・ベルモット、アイリッシュ・ミスト、二人はこの意味わかる?』
「…お酒の調合?」
『これが私のコードネーム、ミスティーの由来みたい…』

コナンは少し考え込み思い出したように口を開く。

「アイリッシュ…、彼は既に亡くなっている」
『私の記憶にその人もいるという事なのかな…』
「ジンとベルモットと…アイリッシュ、それに。知りたいのなら私の知る範囲で話すわ…」

以前に伝えようとしたシェリーの知るミスティーの情報は、その時は情報で埋めるより記憶を取り戻したいというの希望で灰原は話さずにいた。
はいつもの癖で親指は顎に人差し指は唇にあて悩んだ。

『聞いたら何か分かるかな…』
「ええ、でも楽しい話じゃないのよ…」
『碌でもない話のようね』
「今のには特にね」

は覚悟を決め灰原を見つめると『聞かせて』と告げた。

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