【名探偵コナン】Redo*misty【降谷/ 赤井/ジン】
第7章 誘発と暴発
―降谷さん…もしかしたらそれは、ドッペルゲンガーかもしれません…!
「『ぶっ』」
二人は想像した、真面目な面持ちで話す風見らしからぬ姿を…。
はスマホを見つめ、隠す気もないほどにニヤニヤとしていた。
―もう一人の自分と出会ったら、死んでしまうという都市伝説を…!!
力説する風見を余所にが口を開いた。
『ドッペルゲンガーでも偽物でも、零と見間違うくらい似てるなら見てみたい気もする!』
「さん、危険かもしれませ
降谷は呆れたように通話を遮断させた。
『あ…。 零?』
「は興味あるのか?」
『だって零にそっくりだったら…見てみたいじゃない?』
「見てどうする…」
『え…、ど、どうしよう?』
明らかに良からぬ事を考えそうなが本格的に首をつっこむ前に、この件を解決しようと降谷は心に決めた。
「さて、目撃情報から対象の主な移動手段は徒歩…」
降谷はノートPCを開き情報の整理をはじめる。
『! 目撃時刻と移動速度から…』
「そう、公共交通機関の利用をシミュレーションして移動範囲を絞り込めば…」
『起点が見えてくる?』
「正解!」
ピピッとPCから音がすれば、対象の移動予測が表示され降谷は車を発進させた。