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【名探偵コナン】Redo*misty【降谷/ 赤井/ジン】

第7章 誘発と暴発


喫茶店ポアロで働く安室 透の評判は誰が口にしてもすこぶる良かった。

ポアロのドアベルを鳴らし降谷とが出勤する。

「おはようございまーす!」
『おはようございます』

降谷を見るやいなや梓が駆け寄るなり、困った顔で口を開いた。

「安室さん!!いけません!!!」
「どうしたんですか梓さん、急に…」
『透さん何かしたの?』
「私言いましたよね!?炎上には気をつけてくださいって…」

炎上と聞けばが思い浮かべる事は一つしかなく…とうとう安室ファンを敵に回したかと頬には一筋の汗が流れた。

『あ…梓さん落ち着いて…』
「いいえ、落ち着いていられません!ポアロの看板がナンパなんて、お客様が悲しみます!!」
「『ナ…、ナンパ!?』」

が思わず降谷を見ると、さすがに焦りを見せる表情を浮かべたレア降谷を目の当たりにしていた。

『まさか…ナンパなんて…』
「はい。僕そんなことしてませんが…」
「え?」

梓が女子高生から聞いたのは、女性にしつこく「待って、待って」と声をかける降谷を見かけたという話だった。

「でもそうですよね…安室さんがナンパなんて…見間違えかしら…」

梓が納得しかけたところで、店内にいた女子高生達の視線は降谷に向いていた。

「友達が学校近くで買い食い注意されたって…」
「え!?あのかっこいい店員さんに!?」
「うん、食べちゃダメだって…」
「えー、意外と口うるさいとこあるんだねー…」

女子高生の話が耳に入ってしまった三人は顔を見合わせ小首を傾げていた。

「安室さん…、探偵として謎を暴くべきでは?」
『…面白そうですね。梓さんの提案にのりましょう』
「梓さん…さん…」

"安室 透"の謎を解くべく三人は立ち上がった。

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