【名探偵コナン】Redo*misty【降谷/ 赤井/ジン】
第7章 誘発と暴発
降谷は弾き終わるとに手招きする。
促されるまま近付くと肩にギターをかけられていた。
『え、私弾けないよ?』
の耳元で小さく囁く。
「大丈夫、きっと覚えている」
降谷はの背後にまわり左手にピックを持たせて右手はネックを握らせると、指をコードに合わせ弦を弾かせた。
その音に誘われるように手は自然と動き降谷には到底及ばないものの、自然とにギターを弾いてみせた。
は自分が怖くなったが、楽器を扱えた事に興奮もしていた。
「さんギター弾けたの?」
コナンも皆も驚いた、当の本人であるも驚いた。
『弾けたね、びっくりだね』
降谷を見ると満足そうな顔をしていた。
からギターを外し持ち主に返す。
「ま、この子達もちょっと練習すればこれくらい弾けますよ、ねっ?」
男性客は目の前で起こった出来事にすっかり意気消沈していた。
そして降谷は園子に振り返る。
「園子さんもビッグマウスはほどほどに」
片目を瞑っで見せた。
安堵した表情を見せた。
「ねえねえ安室さんとさん私達のバンド入ってよ〜!」
『え…』
「JK+美男美女バンドもありなんじゃない?」
「それはちょっと…目立つのはあんまり」
『…私も』
組織に先入観している公安の降谷は目立つ事ができない立場で、それはも同様だった。
それからしばらくは降谷のギターを鼻歌まじりに弾くの姿が彼の部屋で見られた。
その姿を降谷は微笑ましく眺めたという。