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【名探偵コナン】Redo*misty【降谷/ 赤井/ジン】

第7章 誘発と暴発


『車とってくるので待っててください』
「あ、いえ自分が!」
『この辺りのパーキングに長時間停めたら料金が凄いことになるし!私の車で行きましょ』

風見は押し切られを待つことにした。
彼女が乗るならBMWZ-4とか似合いそうだなと想像していると、近くから重低音のエンジン音が鳴り響いた。
そして良く知る車からその音は出ていて、警視庁で待つ風見の目の前で停車した。
降谷と同じFD3sに乗るだった。

『お待たせしました、どうぞ』

風見は促されるまま乗り込み、ショッピングモールへ向かう事になった。

「降谷さんと同じ車なんですね」
『ですねー!私のは上品さが欠けてますけど!』

確かにの見た目の雰囲気には風見の言う通りBMWや上品な車が似合いそうなものだった。
それがサーキットでも走るような車に乗っている彼女にギャップを覚えた。
そもそも彼女にはこれまでもギャップを覚えてしかいなかった。

(何もかも不思議な人だ…)

風見のに対するイメージだった。


30分ほど走るとショッピングモールへ到着する。
基本全ての服は風見が試着をし選んでいた。

『この色違い、風見さんに似合いそうですね』
「そうですか?」
『うん、この形と素材のジャケットなら合わせやすいと思います。着てみます?』
「はい!」

降谷に選んだものより少し落ち着いたカラーをは持ってきた。
袖を通すと風見はいたく気に入り購入をした。

そしてありとあらゆる洋服や衣装を買い込んだ。
その中には数点…が降谷に着せたいだけの服も紛れていた。

買い物も終わり警視庁前まで風見を送る。
トランクとリアシートから紙袋を取り出すと、風見は何かを思い出したかのように顔が青ざめはじめた。
は風見の顔色の理由を察した。

口元に人差し指をあて軽く笑う。

『零には黙っておきますよ、大丈夫』

風見はが女神に見えた。

『貸し1ですね、忘れないでくださいね風見さん』

女神のような優しい笑みは、女神ではなく小悪魔そのものだと風見は思った。





後日の警視庁では…風見が美人と勤務中にデートをしていたと噂になった。
その度に上司にバレないか胃が痛んだ彼だった。
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