【名探偵コナン】Redo*misty【降谷/ 赤井/ジン】
第7章 誘発と暴発
銀行強盗事件の次の日、降谷は仕事のため2日間家をあける事になった。
(たぶん組織の仕事だろうなぁ…)
気付いたとしても彼に仕事の話は聞かない、が自分の中で決めていた事だった。
そして昨日クリーニングに出した風見のジャケットとジップロックに詰めたポケットの中身を返しに警視庁へ向った。
約束より少し早く到着したは付近の駐車場に車を停め、近くのカフェに入り時間を潰した。
風見から着信が入り警視庁の入り口まで向かうと中から彼が出てきた。
『風見さん!』
「さん、わざわざすみません」
『いいえ、こちらこそお借りしてしまってごめんなさい。ありがとうございました』
風見は紙袋を受け取るとの視線に気づいた。
「さん?」
『ねぇ…風見さん。お願いがあるの…』
降谷の働いている場所を少しだけ入り口でもいいから見てみたいと風見の袖を握りしめる。
一階部分のフロアだけ少し見せてもらえる事になった。
風見はふと思い出す。
降谷の潜入捜査用の服を用意しなくてはいけなかった事に…それは風見にとって苦手分野でもあった。
「あのさん…このあと時間ありますか?」
まわりの様子を楽しそうにキョロキョロと見渡しながらは答えた。
『ありあまってますよー?』
「降谷さんの捜査用の服をまとめて用意しなくてはいけなくて、ですね…。その…私は洋服を選ぶのが苦手分野でして…」
の目は爛々とし風見を捉えた。
『良いですよ!?一緒に選びます?』
こうして風見と出掛ける事になった。