【名探偵コナン】Redo*misty【降谷/ 赤井/ジン】
第7章 誘発と暴発
夜間窓口へ向かうと拾ったカードキーを使い、内側から解錠すると、降谷と風見の姿があった。
2人はを見るなりギョッとした。
ワイシャツの前がはだけブラも胸元も見えていた。
の身に良くないことが起こったと見受けられた。
「!」
降谷が恐ろしい顔で風見を見ると、風見は慌ててから視線を外し自分のジャケットを降谷に渡した。
降谷は風見のジャケットをの肩に掛ける。
『あ…お見苦しいものを…切られたの忘れてました。風見さんありがとう』
「大丈夫なのか!?何かされたのか!?」
『零、静かに。私は大丈夫』
取り乱す降谷をはじめて見た風見は、降谷にも驚いたが淡々とするにも驚いていた。
東都水族館の時も降谷と共に現場で何かをしていたであろうが何者なのか不思議でならなかった。
中に入り備品倉庫にいる犯人の確認と、立て籠もっているフロアへの経路を避難経路図を使い案内する。
『犯人はそれぞれ拳銃所持、銃声はしてないから人質は無事だと思う。配置は離れたから分からない』
すると備品倉庫へ向かってくる足音が響いた。
犯人を棚の奥に隠し、ジャケットを脱ぎ預けると降谷と風見をドアの裏に追いやった。
ドアがゆっくり開くとが出迎える形になり、犯人Cの腕を引きドアの裏に背を向けさせる。
「…2人は…、どうした…?」
『さっきの人達ね、疲れて寝ちゃったの。お兄さん遊んでくれる?』
ドアが閉まると同時に降谷が背後から犯人Cの首を手刀でトンと叩けば脳を揺らしその場に崩れた。
降谷はすぐさまに風見のジャケットを掛けた。
風見はすぐに犯人Cを拘束をし、棚の後ろに隠した。
『よし…、あと2人』
「よし、じゃない!はここで待機だ。十分働いただろう。後はまかせろ」
「さん、後は我々に」
『はい…、2人とも気をつけて』
は大人しく指示に従った。