【名探偵コナン】Redo*misty【降谷/ 赤井/ジン】
第6章 純黒と悪夢
銃撃がキュラソーへ集中的になる。
動くならいまだと、皆が一斉に動きはじめた。
もヘリを狙う赤井の元へ向かう。
『秀一!無事ね!』
「も無事なようだな」
皆を探すコナンの声に二人が気づく。
「赤井さーん!安室さーん!さーん!」
『コナン君!秀一と私はここ!』
「ケガはないかボウヤ」
ほっとしたように"うん"と頷くコナン。
「隠れるんだ、まだローター音が聞こえる」
「安室さんは?」
『わからない…』
不安そうな顔をするに赤井がフォローを入れた。
「だが直接的な攻撃を仕掛けてきたと言う事は爆弾の解除に成功したってことだ」
コナンとは視線を合わせて頷きあった。
「あとは奴らをどうやって…」
その時、いまだ姿を確認できなかった降谷の声が響いた。
「そのライフルは飾りですか!」
目線を上げると上の階に降谷がいる。
降谷の無事になは少しの安堵を覚えた。
『零!!』
「安室さん!」
「反撃の方法はないのかFBI!!」
「あるにはあるが、暗視スコープがおしゃかになってしまった。これじゃどデカい鉄の闇夜のカラスは落とせんよ」
赤井のライフルには予備に持っていた標準スコープが着けられていた。
「姿が見えれば落とせる?」
「ああ」
『私もコレでいけるわ』
強気に拳銃をかまえる。
「でもどうやって?」
「なんとかやつの姿勢を崩しローター周辺を帯を照らす事ができれば」
一点を狙うかのように、再び弾丸の雨は降り始める。
『まさか、車軸を爆発させるつもり?』
「この観覧車ごと崩壊させるつもりか」
「まずい、車軸にはまだ半分爆弾が残っている」
「くっそー!撃ってくる方向は分かるのに、ローターがどこにあるか分からない」
スコープを覗き苦虫を噛む赤井。
「だいたいの形がわかれば良いんだったよな!?」
降谷が解除した爆弾のタイマーをセットし勢い良く空へ投げた。
「よし!見逃すなよ!」
「見えた!」
爆弾の爆発する明かりを頼りにコナンはサッカー花火をヘリ向かい蹴り上げた。