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【名探偵コナン】Redo*misty【降谷/ 赤井/ジン】

第6章 純黒と悪夢


コナンのサッカーボールが命中すると
ヘリの真上に花火が上がり機体は激しく揺れた。

「花火!?」
「攻撃されてる!?」
「一体どこから!」

影をズームする。
隣り合う赤井とが映った。

「『堕ちろ』」

弾丸はローターを撃ち抜き煙をあげるとバランスを崩した。

「やったか!」
『やった!』
「よし!」
「…ふ」

機内には警告音とWARNINGに陥っていた。

「やばいよ、やばいよっ!このままだと墜落しちまうよ!」
「ホルン、どけ!」

ジンが操縦桿を握り、体制を持ち直すと弾丸は車軸を狙う。

「ちっ…」
「くそっ…車軸を破壊されたら大変な事に!」
『崩れる!』

コンクリートが崩れ始める。
赤井はを抱え着地すると走り去る。


車軸はジンによって破壊された。

「もう、無理!ずらかるよ!!」
「しかし奴ら何者なんですかね」
「ふん、死にゆく奴らの事なんざ……興味ねぇよ…」

ジンは不敵に笑った。
観覧車が落ちるのを確認するとヘリは去って行った。


落ちた観覧車は水族館へ向かい転がり始める。
 
コナンがベルトからゴムを出し括り付ける。

『コナン君!』 
「しまった!坂で加速した!」
『抱えるよ!!』

がコナンを小脇に抱え走り出す。

「コナン君!!」
『零!』
「止められるのか!?」
「やらないと!!」

コナンを抱いたを横抱きに段差を飛び下りる。

降谷は動き出した観覧車へコナンを思い切りぶん投げた。

「行くぞ!うおおおおおっ!!!」

バランスを崩した零の身体をは支えた。


「いっけええええええ!」

コナンは勢いをつけて反対側の観覧車へ飛んでいく。
届く寸前で落ちかけたコナンの手を先回りしていた赤井が掴んだ。

ベルトを観覧車に巻き付けゴムが張る。

「これでは止まらんぞ」
「まだ手はある!」

滑り落ちるコナンの手を赤井が掴み下へ降りる。

「落ち着け焦るな」

ベルトを固定しサッカーボールを巨大に膨らませ観覧車に噛ませる。
焦るコナンを他所にスタジアムの屋根に重みが加わり歪んで行く。

「ダメだ、止まらねぇ…!」

一台のクレーン車が観覧車に向かい猛スピードで走る。

それでも止まらない観覧車にキュラソーが乗り込んだクレーン車が突っ込んで行った。

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