【名探偵コナン】Redo*misty【降谷/ 赤井/ジン】
第6章 純黒と悪夢
赤井の予想した通り空には消音モードの黒いヘリが観覧車へ近づいていた。
キュラソーがゴンドラが所定位置に着くと重なるライトを見ると記憶が戻った。
油断した風見は…油断していなくてもきっと蹴り倒された。
キュラソーは救出を待たずにゴンドラから脱出する。
ゴンドラに残された子供達を発見した灰原は彼らの元へ急ぎ走っていた。
(あれ…哀ちゃん?)
が反対側の通路に走っていく灰原を見つけた。
同時に電気系統の配電盤が壊され水族館本館以外の全てが停電した。
爆弾を解除していた降谷と。
「何!?」
『停電!?』
「もう少しで解除できると言うのに、肝心な所で光を奪われた!」
はバッグから携帯ライトを取り出した。
『零、口あけて』
「んぐっ!」
降谷の口の中にライトをつっこんで噛ませると、頬に"チュッ"と唇をあてた。
『哀ちゃんのところに行くね。気をつけてね、零』
「んんぐん!()」
も走り出す。
灰原の走って行った方へ急ぐ。
キュラソーとほぼ同時に灰原を見つけた。
不安定な手摺に立っていた灰原は風に煽られ落ちかける。
灰原の真上にいたキュラソーはすぐに飛び下り、は叫びながら追いかけるように飛び降りた。
『哀!!!』