【名探偵コナン】Redo*misty【降谷/ 赤井/ジン】
第6章 純黒と悪夢
消火栓の元に爆薬を確認した赤井が戻る。
「赤井さん爆薬は?」
「やはりC4だ。非常にうまく配置されている。全てが同時に爆発したら連鎖崩壊するだろう」
降谷は消火栓からホースを掻き分け爆弾を取り出す。
「あった、これか」
解体をはじめる降谷にコナンが近づく。
「どう?解除できそう?」
「問題ない、よくあるタイプだ。解除方法はわかるよ」
「へぇ…爆弾に詳しいんだね安室さん」
「警察学校時代の友人に色々教えられたんだよ」
過去の話を"覚えていない"は状況的に不謹慎でも降谷の過去を聞けて嬉しく思った。
「これを使え、工具が入っている」
赤井がライフルケースを指した。
「爆弾が仕掛けられている以上、組織の奴らは観覧車にキュラソー奪還に現れる。
爆弾の被害に合わずに済む方法は」
「「『空から!?』」」
「俺は元の場所に戻り時間を稼ぐ、何としても爆弾を解除してくれ」
赤井はライフルを手に走り去った。
「簡単に言ってくれる」
降谷は走り去る赤井に目を向けた。
は赤井のライフルケースから工具を取り出し降谷に渡す。
「あ!ノックリストを守らないと!」
コナンはキュラソーを奪われないためにゴンドラへ走り出した。
「ったく、どいつもこいつも」
「ところで……は何でここにいるんだ…」
『そんな事よりほら、早く解除しないと!』
全く人の言うことを聞き入れないに降谷は大きくため息をつく。
は爆弾解除していく降谷の手元に釘付けになっていた。