【名探偵コナン】Redo*misty【降谷/ 赤井/ジン】
第5章 偶然と必然
太陽の日差しが差し込み、眩しさに目を覚ます。
隣には相変わらず疲れの色が見える彼の顔。
ふと昨日の事を思い出す。
帰宅し服を脱ぎ散らかし…ベッドに倒れ込んだはずが、ジョディ選の部屋着で寝ている…。
(股関節が、痛い…)
痛みに伴い徐々に蘇る記憶。
(寝込みを襲われ…ひたすら抱かれて…抱き潰された…?)
彼の顔を見ると視線が絡む。
『起きてたの?』
「起きてた」
『零、どうしたの?』
「うん、ごめんな」
答えにならない答えには頭を悩ませる。
ここの選択を間違えれば彼が傷つくのではないかとは思った。
『いいよ、あなたなら何をされてもいい』
降谷 零でも安室 透でも組織の彼でも、全く別の彼でも全部を受け止めて愛せる自信がにはあった。
(彼の顔を見る限り私の答えは正解)
とても穏やかに微笑む彼の顔があった。
『もう…寝てないでしょ?目の下に隈できてる』
安室の髪を優しく撫でると気持ち良さそうに目を閉じる。
『休みでしょ?ゆっくり寝て』
「ありがとう…おやすみ」
穏やかな表情で眠りにつく彼をゆっくりと眺めた。