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【名探偵コナン】Redo*misty【降谷/ 赤井/ジン】

第4章 優柔と懐柔


少し休んでいけと促されソファに横になると右側を上にしたためスリットがハラリと開いた。
コナンが慌ててブランケットを掛ける。

「…そういう処が駄目だ」

呆れた顔でを見る沖矢。

『面目ない』

そのまま目を閉じると眠りについた。


「子供なんだか大人なんだか…」
「そこに惹かれる人間も多いがな…」
「昴さん、さんは思ったよりも組織の内部の人間?」
「組織的にはそこまでではない。ただ"ジン"のお気に入りの人形と言われていたのは聞いた事があってだな」

健全な少年に何て話をするんだと言う目で沖矢を見るコナン。

「ボウヤには早かったか…すまない」
「いいけどさ…、安室さんとの関係はどうだったの?無関係とは思えないよ」
「ほぼ同時期に所属はしたと思うが…関係性があったとしても漏れるヘマはしてないのだろう」

に関しては不透明な部分が多すぎる上に、思っていたより危険性の高い立場なのではないかと思う。

半面、灰原が信用する程と考慮すれば本人自体は危険人物ではない。
まさかの無害なのでは…とコナンは思った。

「昴さん、さん自体は無害なんじゃ…」
「白に近いだろうな…」
「何の為に組織に所属したのか謎だね…」
「…全くだな」


規則正しい寝息をたてる彼女を見て謎が募る二人だった。


「そういえば…昴さんは何でさんを助けたの?」
「連れて逃げる隙が"運良く"できたからな」
「リスキーだったよね」


「欲しいと思ったからな」


コナンは沖矢に呆れた視線を送ったのであった。





しかし…コナンには

欲しかったから
隙を作って
助けた

としか聞こえなかった。

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