【名探偵コナン】Redo*misty【降谷/ 赤井/ジン】
第1章 記憶と感覚
開いたケースの中身を取り出し左の太腿に装着すると細い痕とピッタリ重なった。
『これは、レッグホルダーの痕だったのね』
ナイフ用と銃用を付け替えられる物のようだ。
もう1つあるホルダーも装着する。
『こっちはショルダーホルスター』
太腿とは違い身体に残された痕がなかった。
試しにケースから銃とナイフを取り出しそれぞれを収め、レストルームの大きな鏡の前に立つ。
『自宅にこんな物があるからマトモな人間ではないのかな…』
"1つ"知れた"私"には少し悲しくなった。
『にしても裸に武器装着するのは何ともシュールだわ…』
装備を外しガラスケースに戻し、バスローブを羽織った。
冷蔵庫にあった自分の物であろうビールを取り出しルーフバルコニーへ出た。
上層階から見える綺麗な夜景を眺めビールを呷った。
『明日…何しようかな…』