第4章 気まぐれエンカウンター!【フロイド裏夢】
そう言ってが振り返ろうとした瞬間フロイドがの胸を後ろから鷲掴んだ。
『っぎゃ!』
「色気ない声ですね」
「ジェイド〜ヒトデちゃんおっぱいカチカチだよぉ?さっきまではちっさいけど柔らかそうだったのにぃ〜」
ジェイドとフロイドがとっくに追いついてきてたことには気づいていなかった。
『っ!やめてください!!離して!』
「ところでさん、ミステリーショップで何をお求めだったんですか?」
ジェイドがそう言ったのを聞いてラギーがこれはチャンスと言わんばかりに実は…と言葉を紡ぐ
「くん、ここにバイトしに来たんスけど俺が有能すぎて店長にいらないって言われたんスよね〜
モストロラウンジで雇ってやってくれないッスかね?」
『はぁ!?誰が…』
「えぇ、良いですよ。アズールも喜びます」
「え?ヒトデちゃんモストロラウンジで働くのー?やったぁ〜」
『誰も働くなんて言ってな』
「そうと決まれば早速オクタヴィネルへ行きましょう」
「レッツゴー!」
『ちょ、コラ!離せ!!離してくださいっ!…人の話聞けこのウツボ兄弟ーーーー!!』
は捕まった宇宙人の如くリーチ兄弟に腕を掴まれてズルズル引き摺られるようにミステリーショップを後にした。
『………何故こうなった?』
今は何故か女の姿でメイド服を着せられて給仕を行なっている。
時は少し遡る…
あのまま双子に連れ去られたはVIPルームでアズールとご対面。
食事をしながらアズールとリーチ兄弟と4人で雇用契約について話をしてるとジェイドの口からが女になれるユニーク魔法を使えると言うことがバレた。
「女性に、なれる…ユニーク魔法……ですって?」
メガネをクイっと上げたアズールが震えた声でそう言ったかと思えば、彼の顔は今まで見たことないくらいキラキラした笑顔を浮かべていた。
「なんて…なんて素敵なユニーク魔法っっっ!!
商売になりすぎるっ!!」