第4章 気まぐれエンカウンター!【フロイド裏夢】
しばらくしてからトイレの個室の鍵とドアを開けるとフロイドがを出待ちしていた。
「ねぇねぇ、あの光なぁに?どーなってんの?ヒトデちゃ〜ん」
『……それについては忘れてください。あと、トイレの個室覗くなんて悪趣味ですよ』
「あはっ、ヒトデちゃん怒ってんのぉ?」
『ほっといてください』
はイラつきながら早歩きしてトイレを出て廊下を歩く
フロイドは普通の歩幅での横にぴったりくっついて歩く。
『ついてこないでください、距離近いです』
「え〜俺ヒトデちゃんと仲良くなりたいだけなんだけどなぁ」
『俺は仲良くなる気はありません!』
「あはっ、そういうのはっきり言うとこ嫌いじゃないよ?」
『…面倒くさい』
はフロイドを振り切るために走り出した。
「ヒトデちゃん追いかけっこ〜?俺追いかけっこ得意だよ〜!!」
フロイドは走るを全力で追いかけてきた。
『ぎゃぁぁ!ついてくんなぁぁぁぁあ!!』
「楽しいねぇヒトデちゃん!待て待て〜!」
も足は早い方だからすぐに捕まることは無い
だが、不運なことに曲がり角で人がいるのが見えなかったはトレイン先生の横を走り抜けてしまった。
トレイン先生はすかさずの襟首を捕まえた
『ぐえっ!』
「お前は1年A組の・だな。廊下を走るなと教わったことは無いのか?」
『ひっ…』
の背筋に冷たいものが走ったと同時にに追いついたフロイドもトレイン先生に襟首を掴まれた。
「うぐっ!」
「フロイド・リーチお前もだ…全くマナーがなっていないようだ」
その後フロイドとは仲良く窓拭き100枚の刑を命じられた。
大人しく教室の窓を拭く2人
空は夕暮れ時から次第に夜になろうとしていた
「あ〜あ、ヒトデちゃんのせいで今日は散々だったなぁ」
『何言ってんですか、こっちのセリフですよ!』
「え〜?だってヒトデちゃんが追いかけっこはじめたからこうなったんでしょ?」
『好きではじめたわけじゃありませんっ!!…同じ部屋の窓やってても埒が明きませんから俺隣の教室行きますね』
はフロイドを置いて隣の空き教室へと向かった。