第2章 野性味ジェラシー!【ラギー&レオナ裏夢】
2人は城下町に着いた。
は城下町をマジマジと見て歩く、その姿はお登りさんそのものだ。
『わぁぁ〜見て見てレオナ!このぬいぐるみ可愛いよ!!』
そう言って店頭にあったライオンのぬいぐるみを手に取ったかと思いきや向かいのお店に目を向けて
『ドーナツ30%オフ!?安〜い!帰りにラギーに買ってってあげようかな〜』
なんて言っていて興味の対象がコロコロ変わっていく。
子供っぽい彼女の行動にレオナは城下町に連れてきた事を若干後悔したが、の嬉しそうな顔を見れた事に微塵も後悔はなかった。
『ねぇねぇレオナ!あれ何?』
が指差したのはゲームセンターのバスケゲーム《シュートの達人》と言うゲームだった。
「あぁ、あれはボールをあのゴールの中に投げ入れてくゲームだ。制限時間以内に多く入れるとポイントが加算されてく」
『へぇ〜面白そう!ねぇねぇやろうよ!!』
はレオナの手を引いてゲームセンターに向かう
レオナはやれやれと言いつつも、の提案に乗って一緒にバスケゲームに興じた。
レディ…ゴー!
合図とともに2人はゴールにボールを投げ入れる。
初心者のはなかなかゴールを決められず苦戦する中、才能マンなレオナはゲームでもその才能を発揮した。
ピピー!
終了の合図が鳴って得点が表示される。
レオナのところにはNew Record!と書かれていた
『ニューレコード…?え、新記録!?レオナ凄いっ!凄いね〜!!』
レオナの叩き出した新記録には大はしゃぎしてレオナに抱きつく。
「っと、何…」
『さっすがレオナだね〜!へへへ』
彼女の笑顔を見てレオナも自然と笑みを浮かべての背に手を回し頭を撫でる。
『完膚なきまでに負けちゃったし!今日は私何でもいうこと聞いちゃうよ〜何がいいかな?』
そう言って上目遣いでレオナに問いかけるにレオナは本当に何でもいいのか?と聞いてきた
『何でもったら何でもよ!』
「じゃあ、これがいい」
屈んだレオナはの腰と後頭部を固定しの唇に口付けをした。