第2章 野性味ジェラシー!【ラギー&レオナ裏夢】
『…オナ…レオナ!起きて』
「…ん、あぁ…か」
はジャングルの木の幹に寄り掛かって眠っているレオナを起こした。
レオナは欠伸をしたあと目を擦る。
『ご飯まだでしょ?一緒に食べよ!』
はラギーと一緒に作った漫画肉を広げた。
『これね、これね!ラギーと一緒に作ったんだよ!漫画肉って言うんだってさ〜レオナのために作ったの!食べて食べて〜!』
は『あ〜ん!』と言いながら漫画肉をレオナの口元に持っていく。
レオナは少し戸惑いつつも、漫画肉を齧る
『どう?どう?美味しい?』
目をキラキラさせながら聞いてくるに美味いと一言告げるとは弾けるような笑顔を見せた。
『へへ…頑張って作ってよかった〜!また明日も明後日も作ってくるからね!』
「あぁ…」
レオナは短く返事をするが本当のことは言えなかった。
言ったらこの幸せそうな笑顔が涙に変わるのが分かっているから言えなかったのだ。
何か話題を変えようと思ってレオナはこう切り出した。
「城下町に仕事以外で行った事無いだろ?」
『そう言えば無いね〜城下町は稼ぐ場所だってラギーが言ってたから』
「今から行ってみるか?」
レオナからの初めての提案には嬉しくなった
『うん!行きたいっ!!レオナと一緒ならどこだって楽しいもん』
明日ナイトレイブンカレッジへと旅立つレオナはとの思い出作りのつもりでいたが、ここまで喜ばれると思っていなくて少し心が苦しくなった。
お弁当を食べ終わった2人はジャングルを抜けて、城下町を目指す
途中遠目で自分を探しに来た近衛兵を見かけたレオナは近衛兵対策として身につけてる宝石を外して髪型を一つ結びに変えてイメチェンした。
『どうしたの?』
「まぁ、イメチェンって奴だな」
『ふーん、そっか』
はこの行動に対して特に気に留める事はなかった。