第2章 野性味ジェラシー!【ラギー&レオナ裏夢】
あれから数日、人気の無いジャングルにはいつもレオナの姿があっての修行してるところの近くの木の幹に寄りかかって寝ていてお昼ご飯はと一緒に食べるのが日課になりつつあった時はレオナに自分の手料理を食べて欲しいと思うようになった。
『ラギー!私に料理教えて』
「なんスか、いきなり…」
ラギーがバイトを入れてない日を狙ってがラギーに料理を教えてほしいと頼み込んできた。
『私ね、自分の手料理を食べて欲しいって思う相手ができたの!』
笑顔で頬を染めながらそう言うの顔を見てラギーのこめかみが少しヒクついた。
「……へぇ〜、誰なんスか?その人」
『え、言わなきゃダメなの?』
「料理は相手のことを思って作るもんッスからね」
ラギーがそういうとは少しもじもじしながら言葉を紡ぐ。
『……レオナ、だよ/////』
今まで見たことないくらい可愛い表情でそう答えるを見てラギーの胸がズキっと痛んだあと、サッと血の気がひいた。
あれ、なんで俺…こんなにショック受けてるんスか?
の口から出た名前はこの国の第二王子の名前。
貧民街で育ったラギーに絶対的に勝ち目の無い相手の名前。
心の中の動揺を悟られないようにラギーは震える唇を少し噛み締める。
「へ、へぇ…そうなんスか。」
『レオナはね、お肉が好きなんだって!私今日大道芸で貯めたお金使って高いお肉買ったんだ〜これで作れるもの教えてほしいの!ね、ラギーお願いっ!』
、アンタをここまで育ててきてずっと隣にいた俺よりも…レオナさんを選ぶんスか?
俺はとレオナさんがくっついたら用無しッスか?
『ラギー?どうしたの?具合悪いの?』
俯いてるラギーに近づいたがラギーのおでこに自分のおでこを重ねる。
『熱は無い、みたいだけど?』
重なり合った額に熱は無いはずなのに熱い…
額から伝わった熱が鼓動をより一層速くさせる
ラギーは無言での両肩を掴んでを自分から離れさせる。
『ラギー?』
「…なんでもないッス。早速作るッスよ」
『うん!ありがとう』
天使のような笑顔、それは俺に向けられてるようで俺に向けられていない