第2章 野性味ジェラシー!【ラギー&レオナ裏夢】
それを見て男も信用したのかからお箸を奪い取り、カツカツとお弁当を口の中にかき込んだ。
『あのさ、ここで何してたの?』
は男にそう声をかける
「寝てた。こういう人気の無いところじゃねぇと昼寝もできねぇからな…」
『そうなんだ〜あ、私!よく城下町で大道芸やってるの!今ここで修行してるんだけど、新しいパフォーマンス完成したら是非見に来てね!』
「ふーん…大道芸人か」
お弁当を食べ終えた男はの首筋に顔を寄せての匂いも嗅ぐ
『わっ…な、何?』
が驚いていると彼はなるほどなと呟く
「野生の匂いがしねぇ…お前誰かに飼われてたのか?」
『え…』
「雌のライオンは狩りが得意で気が強い奴が多いがお前はそんな感じがしねぇ…飼い慣らされた動物並みに世間知らずだしな」
彼は私の正体を見破っているのかもと思ったは彼に名を尋ねた。
『貴方は…?』
「俺はレオナだ。レオナ・キングスカラー」
『レオナ…さんって言うのね』
もう少しこの人とお話ししたいと思ったが言葉を紡ごうとした時だった。
「おじたーん!どこぉ〜?」
遠くから子供の声が聞こえてきた。
「げっ…もう嗅ぎつけてきやがったか。飯ご馳走さん、たまには貢がれるのも悪くねぇな」
そう言って彼は森の奥へと消えていった。
はレオナの事が頭から離れなくて、レオナが去っていった方向をずっと見つめていた。